診療内容

診療内容

脳腫瘍

脳腫瘍(悪性・良性)

担当:宇塚 岳夫、柴尾 俊輔、角 拓真

当院には脳腫瘍で困っている患者さんが大勢通院されています。髄膜腫、下垂体腺腫、グリオーマ(神経膠腫)、転移性脳腫瘍、小児脳腫瘍等の患者さんが県内外から治療を受けに来られています。脳腫瘍の診断・治療は極めて専門性の高い医療が必要とされます。毎月4-5件程度の脳腫瘍の手術を行っています。手術時には病変の位置を正確に把握するための神経ナビゲーションシステムや、術後の神経障害を予防するための電気生理的モニタリングなどを行っています。また脳腫瘍の治療時には脳神経外科医以外にも麻酔科医、病理医、放射線科医、リハビリテーション医、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士等、多くのスタッフの協力が必要です。当院には高い専門性をもったスタッフがそろっています。

脳腫瘍の診断の一つとしてPET検査があり、転移性脳腫瘍のステージ診断に有用です。また脳腫瘍の定位的放射線治療として、毎月8-10件程度のガンマナイフ治療を行っています。脳腫瘍と診断されたときに手術を受けるか、それともガンマナイフを受けるかという問題は、患者さんにとって非常に大きな悩みです。当科の利点は、手術・ガンマナイフ治療のいずれも行っている脳神経外科医が、直接治療方法を判断し、患者さんや家族と相談できることです。

脳腫瘍の治療は、最近の10年間で大きな変化がみられます。グリオーマ(神経膠腫)では遺伝子診断をもとに分類を行い、より正確な予後判定や治療選択が可能となってきました。テモゾロミド、ギリアデル、ベバシズマブなどの新たな抗がん剤が導入されるようになり、その使用方法や副作用への対処も高度に専門的な知識が必要になっています。転移性脳腫瘍では、分子標的薬の登場により、脳病変の治療方法の選択や治療を行うタイミングなどが複雑になってきました。このような脳腫瘍の治療には専門的な知識と経験が必須です。脳腫瘍の治療について心配なことがございましたら、ご相談下さい。火曜日午後もしくは金曜日の午前に専門外来を行っています。

開頭腫瘍摘出術

病理診断